「扶養内勤務」とは、配偶者などから扶養を受けられる範囲内で働くことをいいます。扶養内で勤務する大きなメリットは、一定収入内であれば、税金や社会保険料の免除を受けられることです。また配偶者も、配偶者控除や配偶者特別控除を受けることが出来るので、所得税や住民税の負担を軽くすることが出来ます。
しかし、扶養内勤務で免除を受けるには、「年収の壁」を超えないという条件があります。勤務しているうちに、うっかり「年収の壁」を超えてしまっていたということがあるかもしれません。そのため扶養内で働くには、「年収の壁」を超えないように意識する必要があります。ちなみに、事前に職場へ相談しておくと、収入が超えないように調整してくれる場合があるようです。
介護職として扶養内で働く際、さまざまな手当がつかないようにするのも一つの方法です。残業手当や休日出勤手当、夜勤手当に交通費など、給与以外で収入に加算される手当については考慮した方が良いでしょう。また、パートやアルバイトのように、シフトの自由度が高い職場もおすすめです。
仕事内容としては、デイサービスの利用者送迎や、施設での調理や清掃など、日中に短時間でできる仕事が挙げられるでしょう。ほかに、利用者の家を訪問する訪問介護も当てはまります。こういった仕事は、初心者でも挑戦しやく、ライフスタイルに合わせた働き方にも有効です。就職先をどこにするか迷っている人は、扶養内で働きやすい介護の仕事を探してみてはいかがでしょうか。